エーベルージュ〜魔法を信じるかい?〜
本棚の整理をしていたら出てきました。久しぶりに読んでみました。
モテモテ過ぎるナック君が不自然ですが。。。
設定はゲームのエーベルージュそのままですがノイシュがちゃんと美女
になっています。ゲームでは青年になる可能性もあったよね。
エーベルージュはゲームでもしたことがないんですが
その世界観はわたしに大きな影響を与えました。
わたしの唯一の超長編構想のネタは樹と女神がテーマで
まるでエーベルージュな設定です。
初期設定はドラゴンボールだったんですけど(謎
誰かエーベルージュ持っていません??
貸してくだせえ。
招かれた女(上・下)(ボーウ゛ォワール)
ボーウ゛ォワールはフランスの思想家・作家で
フェミニズムに影響を与えた人です。サルトルの伴侶としても有名です。
彼女の処女作『招かれた女』を読みました。
この本を読むのはこれで三回目になると思います。
一回目は小学校高学年の時。二回目は中学生の時。それから今回です。
恐らく一番理想的な読み方ができたのは中学生の時だったと思います――
思想的に早熟な子だったので。
この本をきっかけに図書館でフランスの小説を読み漁りました。
しかし『招かれた女』以上の作品には出会えませんでした。
同時にわたしは小説を書き始めました。
『招かれた女』に出会わなければ
わたしは小説を書くことはなかったでしょう。
秋田禎信さんの『魔術師オーフェンはぐれ旅』以上の影響を受けていたと
今では思っています。
今回の感想は残念ながら芳しいものではありません。こいつは
「気持ち悪い」
話です。30歳の女とその恋人
そして彼女がかわいがっている17歳の少女。
わがままな娘に翻弄される人々、乱される人間関係……
主人公は田舎から説得してパリまで招いた少女を第二次世界大戦の
戦火せまるパリの街で殺してしまいます。
わたしはどの登場人物も嫌い。自分にその影が一片でも認められてしま
うのが大嫌い!
ここ数年の間にわたしは潔癖に近づいてしまったようです。
自分を映す鏡として永遠に手元に置いておきたい作品です(母のなんです
が)
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